PAPERBOARD板紙事業
ユーザーニーズに応えた
最適な製品を
より低コストでスピーディーに
ユーザーにも地球にも優しく
物流を支える「中芯原紙」
中芯原紙は段ボールの内側で波形になり強度を支える部分です。段ボールメーカーの製品用途によって異なる強度や製造特性が求められ、加工しやすい製品を低コストで提供することがポイントとなります。各工程でオーダーに合わせた微調整を行い、常に安定した品質の製品を供給し続け、当社の主要製品として今日の流通産業に大きな役割を果たしています。
スピーディーな対応と解決力で
高シェアを誇る「紙管原紙」
紙管原紙は、紙や布、フィルム、糸などの巻き芯や図面等を収める紙筒の原紙です。製筒加工する紙管メーカーには、製造設備、製法、製品の用途などにそれぞれの特性があり、ニーズに合わせてフレキシブルに原紙を供給できる高度な技術が求められます。製品開発と生産・供給体制の両面から、ユーザーのニーズにきめ細かく対応します。
徹底した品質管理とコスト低減を
図るため製造工程の自動化を推進
品質の安定化とコストパフォーマンスの向上を実現するため、各工程において高性能自動機器や制御装置を導入し、オートメーション化を推進。コンピュータによる一括管理のもと、24時間体制で安全かつ効率的に運転を行っています。これからも弛みない技術革新と計画的な設備更新を図りつつ、明日に向けて競争力をさらに強化していきます。
PRODUCTS社会で生きる岡山製紙の製品
中芯原紙
段ボールの内側で「段」と呼ばれる波形を成形する原紙です。
JIS(日本産業規格)のMA~MC級中芯の規格に相当する製品で、青果物・加工食品・工業製品の梱包など用途に応じて特殊な機能を付与したものもあります。
紙管原紙
フィルム、繊維、紙、テープ等を巻くための紙管や、家庭用ラップの紙管、賞状筒などにも採用されています。
QUALITY CONTROLS品質管理
納期対応・品質重視の
「中芯原紙」、「紙管原紙」
資源循環型産業として古紙を原料に製品化した「中芯原紙」、「紙管原紙」は、永年にわたり培ってきた技術力ときめ細やかなサービスを最優先とする営業体制のもと、これからも皆さまに愛され信頼される企業として日夜弛みない努力を重ねてまいります。
PROCESS板紙製造工程
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段ボールの原料はほとんどが段ボール古紙でまかなわれています。回収された古紙はプレスして工場へ運ばれます。
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タンクの中に古紙と水を入れ、回転するスクリューでゆるやかにほぐします。
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細かい網目のスクリーンに通すことで、砂やプラスチックなどの異物を除去し、繊維を叩いて絡みやすくします。
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希釈したパルプを流し込んで水をワイヤー(網)の下に落とし、紙となる部分だけをワイヤー上に残します。
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水を絞った紙を、蒸気を通した金属製の円筒に密着させて乾燥し、それをきれいに巻き取っていきます。
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完成した原紙は検査を行い、通過した製品は段ボールメーカーをはじめその他のユーザーへ出荷されます。